患者が急変したときほど、冷静に対応することが大切です。
焦ってしまうと冷静な判断ができなくなり、間違った処置をすることになりかねません。病状が急変したときは一刻を争う事態であることが多いので、なおのこと落ち着いた対応が求められます。
緊急の事態に慣れるためには、何よりも場数を踏むことが重要です。若いころに救急病棟で経験を積んでおけば肝が据わり、冷静に対応できるようになるでしょう。
心を落ち着かせるには、とりあえず深呼吸をしてみることをおすすめします。十分な酸素を取り込むことで脳が元気になり、判断力や集中力を高められるでしょう。
緊張しているときや不安を感じているときなどは、呼吸が浅くなることが多いです。息苦しさを感じるような場合も、深呼吸をして酸素を大量に取り込みましょう。腹式呼吸で腹の底まで空気を取り込めば、呼吸の乱れを解消するとともに、リラックス作用も期待できるとされています。
いざという場面で焦らないためには、よい意味で割り切ることが大切です。どんなに焦っても事態が好転するわけではないので、冷静に対応しましょう。
冷静さを失ってしまうと、客観的に物事を考えるのが難しくなりがちです。そんなときは第三者の目線になり、自分を冷静に見つめてみる必要があります。
日常的に実践できる対策は、疲労とストレスを溜めないことです。
疲労やストレスが過剰な状態は、脳に負担をかけてしまいます。勤務中に時間が空いたときは、仮眠を取って脳をリフレッシュさせましょう。
看護師が冷静に対応すれば、患者にも安心感を与えることができます。